占いを知り、駆使する方法

2023Jan25
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占い師の種類

広く親しまれている占いですが、占い方法によっては占い師も異なります。占い師は一般的な呼び名ですが、別名では占い鑑定士や占者、予知者、ト者などさまざまな呼び名が存在します。

占いは「命術」「卜術」「相術」「霊術」の大きく4つに分けることができます。命術は生年月日など生まれた情報によって運命を占い、卜術はタロットや亀の甲羅の亀裂によって占う偶然の要素から占い、相術は手相や風水など物の形から人への影響や吉凶を占います。一方で霊術は守護霊や守護神などの高次元の存在から言葉を受け取ることのできる技術です。

そして、専門とする占い方法によって呼び名も当然変わっていきます。今回は、陰陽師と深い関わりのある占い師について説明していきます。

占星術師

占星術師とは、太陽や月、惑星などの地球から見た天体の位置や動きによって占う占い師です。

占星術は、天文学とも関係しており、日本での占星術師は陰陽師によって培われた天文道と宿曜占星術が発展し現代の占星術師へと継承され星占いや生年月日に基づいた相性占い、予言へと繋がります。

易者

易者とは、算木や卜筮（ぼくぜい）などの道具を使い占い技法のひとつ「易」で占う占い師です。

もともとは古代中国の書物である「周易」に由来しており日本では僧侶などが使用していた占い技法でしたが、のちに陰陽師が駆使する陰陽道の発展にとって大切な礎ともなりました。この頃には、陰陽五行説を基本に陰と陽をさらに細かく8つに分類した八卦を使い占いを行っていきます。

有名な言葉で「当たるも八卦、当たらぬも八卦」とありますが、八卦は易の基本となる形象のため由来は易からきていることが分かります。占いは的中することもあれば外れることもあると開き直ったように聞こえる言葉ではありますが、実際は的中する場合の信頼性も含まれている言葉でもあります。元々は吉凶を調べる意味合いの強かった占いです。「凶に立ち向かい自分の運命を切り開いた際に占いが外れる」といった意味も含まれているのかもしれません。

風水師

風水師とは、住居や建物、墓などの位置を風水の考え方から吉凶禍福を占う占い師です。

陰陽師の仕事である土地の吉凶を調べる仕事に風水を活用していたとされています。そのため風水師は、風水だけではなく四柱推命、陰陽五行説、八卦の考え方から気の流れを整える技術を持ち理想とされるバランスを保つ能力に長けています。

さらに風水師は占いとしてだけではなく、現代においてインテリア関係や店舗内装のアドバイザーとしても活躍できる側面を併せ持ちます。

霊術師

霊術師とは、霊視や降霊術などの霊術と呼ばれる技術を使い占う方の守護霊や守護神、関係している故人の霊と繋がることでその方の情報を得る占い師です。

また、霊術は霊からのアドバイスによって開運や人生においての気づきへと繋がる占い方法でもあります。霊術には祈祷や呪術も含まれていますが、これは怨霊を鎮めるための呪術や医術としての祈祷が陰陽寮として機構が統合された歴史があり霊術も陰陽師には深い関わりがあります。

豊富な知識を吸収したことで多彩な要素を併せ持った陰陽師は政治的立場の確立はもちろん技術を発展させたことで現代の占い師へと受け継がれています。長い歴史の中でさまざまな技術を吸収した陰陽師だからこそ後世へと技術が受け継がれたのではないでしょうか。

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