陰陽道と星占いの関係について

朝のニュース番組や雑誌、ネットでも気軽に楽しむことのできる星占いですが、実は相性占いや人間の本質、未来など深いものまで占えることはご存知でしょうか？

この星占いは、陰陽師が駆使していた陰陽道に関係しているといわれ、古くから伝わる技術を独自に発展させることで大きな関係を持つこととなります。

陰陽道とは、陰陽五行思想と陰陽説を組み合わせた考え方を基本としており、この世に存在するすべてのものについて説明ができるといわれています。

そこに天文道や占星術、災いを払う祈祷とさまざまな技術を組み合わせ陰陽師の技術は飛鳥時代から現代に至るまで時間を掛けて独自に発展していきました。

占星術を取り入れ発展する陰陽道

陰陽師の仕事には、土地の吉凶を調べる以外にも天文学や占術を使用して星や時期を読み行事を行う日にちの選定や暦作りもありました。これは、冠婚葬祭などの日選びや建築の方忌、星占いなどに反映されており「大安日」も元は陰陽道を元としています。

元々、暦作りでは陰陽師と宿曜師が協力体制でお互いに影響しあって作成していたといわれています。宿曜師とは、占星術の一つである宿曜道（すくようどう）の専門家を指しています。

陰陽師は学問のエキスパートと呼ばれるほどに知識を吸収していき、陰陽道に宿曜道を新たに取り入れたことで北斗七星や九曜、十二宮、二十七宿または二十八宿などの天体の動きや七曜の曜日の巡りで吉凶とされる日や人間の運命、影響を及ぼすとされる時間や日にちの特定へと至ります。

さらに、陰陽師が使う宿曜占星術は、他の占術よりも的中率が高いことから権力者たちが独占するために使用禁止令が出されるほど評判が高く、相性や性格、運勢などのあらゆる関係を占うことにも長けていました。一人ひとりが生まれた生年月日や時間から干支の割り当てや生まれ持った本質、外見の特徴や運命の相手なども占星術で占うことができるとされています。

現代の星占いへと

この陰陽道に新たに取り入れられた宿曜道は陰陽師によって独自の技術へと発展していきます。この技術は後の広く親しまれている星占いへと繋がります。

現代では陰陽師は政治的立場にありませんが、陰陽道に取り入れられた星の動きや暦は一般的に広まっており、相性占いや1日の運勢、性格や未来予知などのあらゆる方面で陰陽道と星占いは結びついていきました。

そして古くから現代にいたるまで歴史的にも密に関わっている陰陽師の独自の技術は、星占いとしても気軽に行えるものから深いものまで占える方法としても切っても切り離せない存在となりました。

大日女はそんな陰陽道の技術の多くをとりいれた現代にあった占術を駆使して皆様の心願成就を今日に至るまでさせていただいてまいりました。

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